本牧アートプロジェクト パーティーへの招待状
~本牧アートプロジェクト2015の開催に寄せて~
本牧アートプロジェクトは今年で3年目の開催となります。しかし、正直な話、まだまだ本牧に定着したとは言えません。「何をやっているのかよくわからない」と距離感を感じている皆さんも多いのではないかと思います。
私は去年「演劇クエスト」という作品でこのアートプロジェクトに参加し、たくさんの人と話していく中でその距離感をひしひし感じました。今年、プロデューサーの岡崎松恵さんからプログラムディレクターを任されることになった時、まず最初に考えたのはそのことです。
この距離はどうやったら埋まるんだろうか?それは本当に埋めなければいけないものなんだろうか?これらの問いはまだ私の中で継続しています。しかしまずはやってみよう、動いてみようと思いました。なぜなら、この世の中にはアートや芸術と呼ばれるものを切実にほしがっている人が少なからずいるはずだから、そしてもしアート/芸術が全然なくなってしまったら、この世界は酷いディストピア(暗黒郷)になってしまうだろうから。
今年の本牧アートプロジェクトには、アート/芸術のチカラと存在意義を信じていて、と同時に、目の前で生きる人間(観客)を無視しない人たちを呼びました。信頼できるアーティスト達です。今回のラインアップには、「すでに完成したものを本牧に持ってきて上演してハイ終わり」というものはひとつもありません。ども作品もそれぞれに、この本牧という町やそこに生きる人たちと何かしらのかかわりを持ち、対話の糸口を探っていくものになるでしょう。
開催は12月12日、13日です。この「HONMOKU TIMES」はパーティーへの招待状のようなものだと思ってください。地元の人には割引もありますし、子どもたちが参加できるゆかいなプログラムもあります。きっと面白いですよ。というか、ぜひ一緒に面白くしましょう。まずは来てみてください。待ってます!!
本牧アートプログラム2015 プログラムディレクター
藤原 ちから
詳細およびチケット
本牧地元割引は 本牧アートプロジェクト2015事務局まで
また街のあちらこちらに、写真の表紙の本牧タイムズが置かれておりますので手に取ってご覧ください。